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【院長ブログ】『令和4年12月、大晦日の軽井沢と八ヶ岳、北・南佐久郡のこと』

【大晦日の軽井沢】
■令和4年12月31日（土）晴。
川間から大宮へ。
10:09 あさま大宮発、11:04 軽井沢着。
年末の帰省者により新幹線は混雑するかと思いましたが座れました。
まだ余裕がありました。
しなの鉄道に乗り中軽井沢へ。
街はほとんど雪は消えていました。
浅間山は真白、離山は木々に白いものが付着していて霧氷なのでしょうか。

駅前の信号を渡り進むと、右側にこの前更地になっていた所は工事が始まっていました。
その先すぐの右側《佐藤肉店》のうしろ、閉店している肉屋との間が新たに更地になっていました。
《＆Special》 の女性店主と立ち話をすると、『閉じている肉屋が買い、お金あるのねー。』と言い、
さらに『この秋《白駒池》に行ってきましたが紅葉が素晴らしかった。』と、やや興奮気味に話してくれました。
さらに湯川沿いの国道を行くと《ハルニレテラス》に着きました。
相変わらず駐車場は満車でしたが、人の数はそれほど多くはありませんでした。

山の中の道を上り山荘に到着、正午を少しまわっていました。
カミさんと子供夫婦、そして孫たち。
《恩師 辻 啓 先生》の奥さんから御歳暮としていただいた横浜の有名店の焼売を、
保冷剤を入れたバックから取り出し蒸していただきました。
缶ビールがいつになく美味。
『おじいちゃんが重い思いをして届けてくれたんだから』と、子が孫に言い聞かせていました。
外科の先生からの柑橘類を孫の1人が『おいしい』と言って食べました。
夕食を了え、午後9時ごろまで孫たちは動きまわっていました。
大人4人はワインを開け話しました。
午後10時、軽井沢のスーパーマーケットにて買った生そばを温め、かけそばとしていただきました。
午後11時には眠りました。

【八ヶ岳、北・南佐久郡のこと】
新型コロナウィルス感染症の出現から3年になります。
当院の受診者が年々減少し、現在が最小数です。
その分、日本経済新聞に目を通す時間が多くなりました。
そして次の一文を見つけました。
～新型コロナウィルスで加速した日本の社会経済の構造変化～
どうやら市民の考え方、お金の使い方が、それ以前とは全く異る方向に向ってしまった感じがします。
だから受診者が来ないという説明はよく判ります。

この秋の誌面に北八ヶ岳について書いた文章を見つけました。
①佐久市の病院に勤務する芥川賞を受賞した群馬大卒の内科医が《天狗山》に登った話。
②確かドイツ在住と聞いた女性作家が《白駒池》に行き、紅葉が美しかったという話。

それには中学3年夏山合宿として《麦草峠》に幕営し、《天狗岳》《縞枯山》に登り、
苔むす《北八ツ岳》の森林の道を行き、《白駒池》に着いた記憶。
もう60年以上前の経験です。
しかしなぜか峠の草原のことばかりが思い出されます。
今ではレタスの産地として名の知られる《信濃川上》から《信州峠》への平らな散歩道を歩きました。
プロムナードという表現がふさわしい気がします。
さらに次の機会に麓の鉱泉宿に泊り、翌日御座山に登ったこと。
いずれも高校生の秋のことでした。

昭和60年2月当院を新規開業しましたが、その夏《御巣鷹山 日航機墜落事故》が起りました。
現場が《御座山》付近という第一報が入りました。

また大学2年秋、奥秩父《金峰山》に登り、小海線に乗り信越線まわりで帰ったことがあります。
軽井沢において開業したいと考えたからでした。

2-3年前の晩秋に、車に乗り軽井沢へ行きました。
軽井沢新聞に同封されていた《八風温泉》の割引券を使い初めて入浴しました。
客はいない我々3人だけでした。

中軽井沢駅前に新しく開店した女性料理人の小さな店にて食事することが目的でした。
かつて一度休憩したことのあるペンションに、その夜お世話になりました。
翌日朝食を摂り、外を見ると雪、それもかなりの降り。
草津は雪が心配、八ツ岳方面にすることにしました。
佐久市への道は高速仕立てになっていて、終点から一般道になり小海線沿いに進みました。
途中《麦草林道》という表示を見つけました。
あの草原に林道ができていることを知りました。
右に《八ツ岳》が大きく見渡せました。
車はかなりの速さにて進みました。
途中、南アルプス北岳が望める店に寄りコーヒーを飲みました。
そして中央道、圏央道と乗り継ぎ、春日部市 旧庄和町のそば店に入り遅い昼食を摂りました。
午後2時、天気は良く陽差しもありますが、風が強い日でした。
そして江戸川を渡り当院にもどることができました。

NHK小さな旅に佐久市、松原湖、山梨県北杜市が取り上げられていました。
佐久市には《五郎兵衛米》が紹介されていました。
初めてその名を知りましたが、軽井沢ではどの店でも手に入ります。
1人の孫がお米が好きで同米を一緒に食しますが確かにおいしい。

松原湖は氷上に穴をあけ《わかさぎ釣り》をしていましたが、映像から強い寒気が伝ってきました。
北杜市では乗馬と高原野菜がとり上げられていました。
八ツ岳と言っても広く、もう一つ中心がつかめません

軽井沢は長野県北佐久郡、信濃川上は南佐久郡であり、同じ佐久郡です。
軽井沢バイパス沿いの八ツ岳側に何年か前、別荘地が開発され、その地名が南丘になっています。
その中に商業施設、書店ができるという噂を聞いていますが、まだ建設されていません。
それは、あるいは軽井沢と八ツ岳を継なげる動きの始まりなのではないかと考えてしまいます。
白駒池は女性に好かれています。
まさか軽井沢の《雲場池》と同じ〈人があふれること〉はないと思いますが、ないことを願います。

軽井沢の開業は実行しなくて正解でした。
ただでさえ受診者は少いでしょうけれども、この新型コロナウィルス感染症により皆無になることが予想されます。

 

 

【参考サイト】
■佐藤肉店（軽井沢）

■＆SpeciaL（軽井沢）

■白駒池

■ハルニレテラス

■恩師 辻 啓 先生

■天狗山

■麦草峠‐天狗岳-縞枯山-北八ツ岳-白駒池

■信濃川上

■信州峠

■御巣鷹山 日航機墜落事故

■御座山

■奥秩父《金峰山》

■八風温泉

■麦草林道

■五郎兵衛米

■松原湖 ワカサギ釣り

■雲場池

 

令和4年 12月31日（土）記
川間太田産婦人科医院
院長　太田　八千穂