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生活スタイルの変化によって、若い女性の発病も増えつつあります。
子宮を支える骨盤内の筋肉や靭帯が緩むことから起きる症状です。特に40歳代後半から60歳代に多く見られます。
中でも出産回数の多い女性や、長時間にわたる立ち仕事、下腹部に力の入る仕事に携わっている女性がなりやすい病気です。
子宮が下がる際に、前後にある膀胱と直腸を引き連れて下がってくることがあり、それぞれ膀胱脱、直腸脱、小腸脱と呼びます。
子宮が腟の中に垂れ下がり不快になるだけでなく頻尿や尿失禁、排尿痛などが起こったり、痛みや歩行困難、腎臓の機能障害が現れることもあります。そういった場合は、手術を必要としますので、生活の質(QOL)を高めるためにも、お早めにご相談ください。
立った状態で診察します。膀胱、子宮、小腸脱の程度や弱くなっている部分を調べます。また症状に応じて尿検査、膀胱や腎臓のレントゲン検査、尿失禁の検査などを行います。
当院では上記手術を一度に行い、好成績をおさめております。これら手術は一時間ほどで終了します。
子宮脱があるからといって、出産に問題はありあせん。妊娠時に不快症状が増す場合がありますが、ペッサリーを装着することによって症状は減退します。また、この器具が妊娠に悪影響を及ぼすことはありませんので、ご安心下さい。