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お知らせ

【院長ブログ】『令和5年11月、紅葉の軽井沢と開成山岳部OB会総会出席』

■令和5年11月2日（木）晴
午後休診とし、川間駅に向かう。
丁度急行が来て乗車できました。春日部の次、岩槻、そして大宮です。
いつもの"あさま"に乗るのにやや時間の余裕があり、
売店をのぞくと赤い包装紙につつまれた《ポケット焼売》がありました。
《崎陽軒》のものです。
大きいのもあるものの、売切れといいます。
1個買いました。

13:29 あさま大宮発、14:15 軽井沢着。
しなの鉄道に乗り中軽井沢へ。
紅葉はそれほどではありません。
それでも《ハルニレテラス》を過ぎ橋を渡った所に、陽が当った美しい紅葉のもみじがありました。

午後4時、山荘に到着。
寒さを感ずるほどではありませんが、床暖房と薪ストーブはうれしい。
夕食はカミさんと二人。
ビールと焼売、それに野菜いため、さらに当院近くの店で買ってきたみたらし団子で済ませました。

■令和5年11月3日（金・文化の日）晴
孫たちが午後来るというので、コーヒー、パン、野菜の朝食を摂り、買い物に出かけることにしました。
新聞に小さく『《ＣＣＣ》とか言う会社が書店を出した』という記事を見つけていました。
農協通りの1つ先の通り、青山学院のあった場所といいます。
大きな書店のまわりに何軒かの店がありました。
書店は広いものの、一般書のほか、美術、芸術の書、洋書まで揃えありました。
さらに喫茶室もあり、満席でした。
しかし、私にはもう１つ馴染めませんでした。

周囲の店は、ワイン、総菜などの店が独立家屋としてありました。
その間に青空の店があり、北軽井沢の蜂蜜屋の青年と話しました。
『軽井沢に比べ北軽井沢はかなり涼しいのではないか。』
『王領地の別荘地はどうか。』などと、知人を尋ねたときのことを話しました。

１つの店は若い女性がアクセサリーを、同じく男性は浅間石を使った小物を共同出店していました。
出店料を節約するためらしく、『これは何だろう？』と考えると、
『単なる田舎ではなく、軽井沢だ。』という答えになりました。

まだ出来たばかり、駐車場の前には不動産屋の看板がありました。
1つの拠点になるのでしょうか。

次に大きなスーパーマーケット《ツルヤ》に行きました。
多くの車が停っていましたが待たずに済みました。
店内に、旧道にある《ミカドコーヒー》があり、そのソフトクリームを食べました。
昼食代りです。
野菜売り場は広く、左右の台、そして左に曲ると右側に続いていました。
さらに鮮魚コーナーが右にありました。
刺身の盛り合せと、赤身のまぐろの刺身を買いました。
その次に肉売場。
初めて気付いたのですが、野菜、魚と比べ売り場は小さい。
《シャトーブリアン》とか耳にしたことしかない肉が何種類もありました。
カミさんが大人用、子供用とか言いながらいくつも買っていました。
私は料金が心配になっていました。

山荘にもどると、しばらくして孫たちが来ました。
早目の夕食を摂ることになりました。
肉を焼いてくれました。
焼きたての肉は軟かく美味しい。
中軽井沢のステーキ店にて食したものより数段美味しく感じました。
ビールとワインを少々飲み、炊き立てのごはんとまぐろの切身をいただくとまた美味。
2杯食べました。

カミさんが駅まで車に乗せてくれました。
駅に着くと軽井沢行が出たばかり。
40分ほど時間があり、駅前の《かぎもとや》に入り、もりそば大盛と《うで湯》をいただきました。

18:06 はくたか軽井沢発、18:46 大宮着。
高崎まで立ち、それからは座れました。
午後8時までに帰院できました。

軽井沢にはもう一軒《デリシア》という店があり、
以前刺身を買って食べたところ、味は並、当院近くの店のものと変りありません。
松本電鉄《アルピコグループ》の経営と聞きます。
店の大きさも商品の味も圧倒的に《ツルヤ》の方が上であることを知りました。

～【開成山岳部OB会総会出席】～
■令和5年11月25日（土）晴
午後5時、1月前あった『共に傘寿の会を祝う会』と同じ開成高校新校舎食堂において開催されました。
6年ぶりだと言います。

輝かしい山の報告などありません。
数年上のOBから"天幕の張り方"、"ペグの打ち方"、"溝の掘り方"、"雨の日には布に触れるな、雨漏りの原因になる"など、きわめて基本的なことを教えてもらいました。
スライドに若かりし頃の面々の写真が写し出されていました。

5年上の新藤 善久さんと話しました。
高校のとき、東大生の彼と《涸沢》から《奥穂高岳》に登りました。
山頂からの《笠ヶ岳》の山容と《岐阜大学診療所》があったことを記憶しています。
《ザイテングラート》という語を教えてもらいました。

会は午後7時に終了しました。

中学入学と同時に入部した神原 秀興さんと、駅近くのルノワールという店に入りました。
空いていました。
中学2年の夏、《中房温泉》に浸り《燕山荘》に着き、翌朝の雲海を眺めたことの話になりました。
表銀座を歩き《槍ヶ岳》から《上高地》に下りました。
この山行が私の山への想いを決定づけてくれました。
医大の山岳部合宿の山行より彼と行った山のことが鮮やかに想い出されます。

浪人の夏、《新穂高》から《抜戸岳》を通り《笠ヶ岳》に到着しました。
複数の巨大な《ケルン群》と麓までの道は遠く長かったことを記憶しています。

晩秋の《帝釈山脈》、福島《田代山》から《黒岩山》、栃木《鬼怒沼》さらに《日光沢温泉》へ。
倒木がひどいというわずかな情報のもと行ってみると、リヤカーを引いても通れそうな平らな道でした。
《鬼怒沼》において雪に見舞われ急いで下山しました。

次の正月、再び《日光沢》を訪ねました。
雪深い中、出された"酢だこ"の赤色が記憶されています。

岩手の《焼石岳》に夏の終り行きました。
水沢駅から《石淵ダム》そこから上りました。
池塘のある山頂に一晩過ごしました。

《夏油温泉》が近くにあることを知りました。
江戸時代、温泉番付の"東の大関"であることを知りました。

山頂から平野を見渡しているとなぜか強い淋しさを感じました。
それは童謡《里の秋》を聞いたときの想いとあるいは共通しているのかも知れません。
優美な姿の山が見えました。
《栗駒山》でした。
宮城、秋田、岩手の県境の山。
その後、その山麓において大地震があったこと、
登山口への小さな鉄道が廃業になったことを知りました。

この秋、テレビにその山の紅葉が写し出されていました。
水沢市、江刺市、前沢町、胆沢町、衣川村が合併し《奥州市》となりました。

《小沢 一郎》という政治家の出身地であることは以前に知りました。
プロ野球《大谷 翔平選手》の出身地であることを最近テレビにより知りました。
このときたった一度行ったきりですが、そこは岩手南部にあり"大都会仙台市の郊外"といった感覚が残っています。

中学から大学生の頃の山の話から、その後のことに話が移りました。
《アルゼンチンタンゴ》は『beaten』という感情が良く表現された楽曲です。
開業する直前、40歳になる頃、ドイツ映画《Uボート》を観て驚きました。
幼少期、イタリア映画監督 フェデリコ・フェリーニの《道》とともに忘れられない作品になりました。

午後10時閉店の知らせを受けると、
突然彼は『みんなタンゴもUボートも知らないよ。』と言い出しました。
私はそうかも知れないと考えました。

この会は、中学から20代の山行、さらにその後過ごした事柄を回想させてくれる、
心楽しい一夜となりました。

 

【参考サイト】

■ポケット焼売《崎陽軒》

■ハルニレテラス

■カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社（CCC）

■スーパーマーケット　ツルヤ

■ミカドコーヒー

■シャトーブリアン

■かぎもとや

■うで湯（茹で湯）

■デリシア《アルピコグループ》

■涸沢から奥穂高岳

■笠ヶ岳

■岐阜大学診療所

■ザイテングラート

■中房温泉

■燕山荘

■槍ヶ岳～上高地

■新穂高～抜戸岳～笠ヶ岳

■ケルン群

■帝釈山脈、黒岩山

■鬼怒沼

■日光澤温泉

■焼石岳

■石淵ダム

■夏油温泉

■童謡《里の秋》

■栗駒山

■奥州市

■小沢 一郎

■大谷 翔平 選手

■アルゼンチンタンゴ

■ドイツ映画《Uボート》

■フェデリコ・フェリーニ《道》

 

令和5年11月30日(木）記
川間太田産婦人科医院
院長　太田　八千穂