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【院長ブログ】『令和3年12月 、銀杏の黄葉と落葉そして年末軽井沢へ』

~【銀杏の黄葉と落葉】~
12月に入り、当院前の銀杏並木の葉が10日ごろより黄葉になりました。
前夜の雨と風により半分くらいの葉が落ちたものの、まだ残っています。
その翌日、晴れた陽に照らし出されたアスファルトの歩道は一面黄色い絨毯状になっていました。
その上を歩くと、かすかな足音と靴から伝わってくる足先の感触が心地良い、はじめての経験です。
そして風の強い日、残っていた葉がすべて落ちてしまいました。
20日過ぎのことです。
従って秋から冬の変化をこの1ヶ月に感じることができました。
これも新型コロナウィルス感染により受診者が少くなったため、その変化を観察できたと思われます。

~【年末軽井沢へ】~
令和3年12月30日(木)
10:09 あさま大宮発、11:03 軽井沢着。
しなの鉄道に乗り、中軽井沢で南口に降り、線路沿いに歩くと、道はそれほどではないけれども雪に覆われていました。

《みどりの広場》は閉っているので踏切を渡り国道へ。
パン《haruta》も休み。1月6日初売りとあり、10日間近く休業することになります。
道路の向い側にある《Brunch cafe LAPIN》の戸を開けると『本日貸切』と言われ、
結局《かぎもとや》に入りました。
ほぼ満席、三卓空いていてその一つに座りました。
すぐお茶、野沢菜が出てきて大もりそばを注文しました。
ねぎ、大根おろし、わさびの薬味をすべて入れ食べました。大根の辛さが美味。
食べ終り《うで湯》を注ぎ飲みました。
テレビを見ていたら、たれに入れた《うで湯》により
"かけそば"になるという説明がありましたが、十分納得できました。
正午前の店内はいつも店員が多く活気があります。
休みの日はあまり記憶していません。
15分ほどの時間でしたが、店を出ると二組ほど客が待っていました。

あられ状の雪が降っていました。
すぐ近くの信号を待っているといっそう激しくなり、思わずコートに付いたフードを立てていました。
正月用の食品などが入ったバッグは重く、歩くのがつらく感じました。
寒さはあまり感じません。
五組ほどの人たちとすれ違いましたが、いずれも黒っぽい服装でした。
《ハルニレテラス》は相変わらず人がいます。
のろのろと道を上り山荘に着きました。
午後1:00ごろでした。
ほんの少し前、子供一家が到着していました。
孫たちは自分たちの世界を満喫していました。

私がはじめて《沓掛》に来たのは昭和30年はじめ、小学校高学年のことでした。
次は中学生になってからです。
ともに家族と一緒でした。
《かぎもとや》に入ったのは中学生か高校生だったかはっきりしません。
《星野旅館》に泊ったことはおぼろげながら記憶しています。
その頃、父が山荘を手に入れました。

産婦人科病院を経営している父は、土曜午後診療後、東京上野から信越線に乗り《沓掛》に着き、《星野温泉》に浸り、ひとり暗くなった山道を上ってきて、手をたたき、『ホー、ホー』と奇声を発しながら着いたことを記憶しています。
そして土曜、日曜と過ごし、月曜朝一番の列車に乗り、何とか午前中に病院に着きました。
《かぎもとや》にてそばを食べたと話していました。
長野生れの父も、信州人の律義さ、正直さ、勤勉さを持ち合わせていて、この店の主人と相通ずるものがあったと察します。
私も市の当番医に当り、朝二番のあさまに乗り、午前9:00の外来に間に合せたことが多々ありましたが、
今年、産婦人科と外科の当番医をなくすという通達があり、この年末年始はゆっくりできます。
医業に携っていると、どんな時代もついてまわってくる仕事なのです。

父の口からそばが好きだとか、美味だとかいうことを聞いたことがありません。
『しょびしょびしたそば』『うで湯』という表現をよく耳にしました。

『蕎麦は三たて』と聞きます。
『挽きたて、打ちたて、茹でたて』うまいそばの三条件。
沸騰した湯にそばをくぐらせ、一番いい時間にひき上げ、冷水に浸しざるに盛る。
その直後のそばを『しょびしょびした』というのでしょう。

そばを茹でた湯は、一般的に『そば湯』といっている気がしますが、それが『腕(うで)湯』と思われます。
従って、その条件に合ったものが『うまい』というのだと考えます。

令和3年12月31日(金)くもり時々雪。
一ヶ月前に予約した《スーパーマーケットTsuruya》のおせち料理を家族が取りに行くというので同乗させてもらいました。
店は相変らず大きく人がいます。
新鮮な濃い緑色のほうれん草が目を引き、二束買うと埼玉産とありました。
チーズ売り場はいつも大きいなぁと感じます。
ゴーダチーズとプリンスホテルのフランスパンを買いました。
おそらくこれらが役に立つと考えられたからです。

大晦日の夕食、家族揃って榀の木の一枚板のテーブルに着きました。
およそ10年前、福島 現南会津町、旧舘岩村の《きこりの店》にて仕入れたものを長い時間医院において保管し、新築した山荘に持ち込んだ品です。
孫たちは食べ了えて薪ストーブの前にてゲームなどしていました。
大人たちは酒を飲みながら話を続けました。
『子供三人を医師にさせました。これが私たちの財産です』という話から想い出すことが多くありました。

私のまわりにもカミさんの周辺にも『三人とも医師にさせた』という医師の家庭はありません。
およそ30年ほど前、新規開業したばかりの時期、子供たちは小学生でした。
偶然と言ってもいい機会に立派な先生と出会えました。
上二人の学習を見てもらいました。
特に二番目の子は強く影響を受けました。
『学習の仕方』、大げさに言えば『学問への取り組み方』を教えてもらった気がします。
一番下の児は先生が自宅に来たとき、一日だけ指導を受けました。
盆、暮に心ばかり贈りものを送っていましたが、ある年、海外に行っていて届きませんでした。
新聞に先生の名前をみつけ連絡しました。
広島にいました。
その後、東京の大学の教授をされていましたが、定年を迎えたと思います。
いずれにしても、先生に会えなければこの児らは医師になれなかったかも知れません。
私どもの恩人です。

ビールを飲むうち、北海道余市の白ワインを開け飲みました。
日本のものとは思えない いい味がしました。
さらに赤も味わいました。
午後10:00には眠ってしまいました。

 

【参考サイト】
JA《みどりの広場》(軽井沢)

パン《haruta》

《Brunch cafe LAPIN』(中軽井沢)

蕎麦《かぎもとや》(中軽井沢)

ハルニレテラス

沓掛宿(中軽井沢)

《星野温泉》100年の歴史

星野旅館 (星野リゾート歴史)

しょびしょび(松本平方言)=新鮮な、ピチピチした、みずみずしい

うで湯(=そば湯:信州の一地域での呼び名)

スーパーマーケットTsuruya(上信)

きこりの店(南会津)

 

令和3年12月31日(金)記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂

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