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【院長ブログ】『平成27年7月、膣式子宮全摘術1例』~強度の貧血と極端に少ない血小板数に惑わされる~

※①住所 ②年齢、出産回数 ③初診から手術まで ④手術時間など

■膣式子宮全摘術
【症例Ⅰ】

①千葉県野田市
②44歳、経産2回
③平成27年5月1日より性器出血(+++)、3日経っても止まらない。
5月7日近隣医受診、超音波Bスコープにて内膜が厚いと言われる。
凝血(+++)あまりにひどい出血なので、平成27年5月10日当院受診する。
子宮筋腫と診断し、直ちに子宮内膜ソーハ術施行。
子宮腔9.0cm、術前検査にてHb7.4g/dl、血小板27,000(EDTA塩による偽血小板減少の疑い)
錠剤注射及び内服始める。5月11日出血(-)。
(平成26年9月近隣病院の健康診断にてひどい貧血と言われている。)

平成27年5月15日、近隣大学病院血液内科へ血小板減少について紹介する。
内科では血小板数、正常値になったと言われる。
平成27年7月4日当院の検査では、血小板19,000上記の通りEDTA塩による偽血小板減少の疑い。
検査センターに問い合わせたところ、もう一本採血管を追加しろと言われ、7月13日採血。
結果は血小板22,000及び124,000。後者は凝血容器によるもの。
これまでに鉄剤注射及び内服27回済。

平成27年7月17日入院、7月18日膣式子宮全摘術、7月28日退院。
④手術時間25分。摘出物280g。
病理組織検査結果:Leiomyoma Uteri and adenomyosis

 

~強度の貧血と極端に少ない血小板数に惑わされる~
血小板20,000前後という数値は、開業30年にして初めてです。
恐らく今後もお目にかからないと思います。
検査センターに問合せ、はじめて解決の道を見つけました。
しかし、貧血について当人が一生懸命通院した結果、数値も上がり、輸血もしなくて済みました。
手術は、摘出した子宮が思ったより大きかったものの、楽にとれました。



平成27年7月31日(金)記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂

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