産科・婦人病治療なら千葉県野田市の川間太田産婦人科医院へ。産科・婦人科・小児科・内科・麻酔科

お知らせ

【院長ブログ】『平成26年3月、子宮脱手術3例』

※①住所　②年齢、出産回数　③初診から手術まで　④手術時間など

【症例Ⅰ】

①栃木県壬生町
②74歳、経産2回、先天性股関節脱臼あり。
③50代に子宮脱気付く。近隣大学病院でペッサリー2、3年入れる。パソコンにて当院知る。2月27日初診、3月7日入院、3月8日手術、3月18日退院。
④手術時間１時間11分
先天性股関節脱臼のため右足不自由。砕石位にするにあたり、左側は動くので下肢吊下器（サーンツ）を使用。右側は動く範囲にとどめる。それでも術者と助手はいつもの通り、正面に術者、右側に助手、器械出し看護婦は左側に配置できた。やや狭い気はするものの問題なく術進む。
40代の何回も当院にてこの手術を経験した、助手をした医師の言葉として「私だったらペッサリーを入れるきりで、手術はしません。」と強い口調で言っていた。
「10数年前だったか、もっと条件の悪い開排制限のある子宮脱手術をしたが、術者がやっと正面に入れるだけで、助手が大腿部の上から手を出していたことがあり、そのことを想えばずっとやりやすい例ですよ。」と術者である私が答えていた。
「近隣大学病院に1年前から受診しているものの、手術についての話は無かった。」という。
「大変有難かった。」と何回も言いながら退院したことが記憶に残った症例であった。

【症例Ⅱ】

①埼玉県久喜市
②65歳、経産2回
③2-3年前に子宮脱気付く。当院のタウン誌の記事広告を見て、3月3日初診。3月7日入院、3月8日手術、やりやすい症例。3月18日退院。
④手術時間１時間1分

【症例Ⅲ】

①埼玉県宮代町
②76歳、経産2回
③平成25年11月子宮脱に気付き、症例2と同じタウン誌見て3月5日来院、3月14日入院、3月15日手術、3月25日退院。
④手術時間１時間2分
息子さんがある病院の医事課の課長をしているという。気を引き締めて手術する。

平成26年3月31日（月）記
川間太田産婦人科医院
院長　太田　八千穂