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お知らせ

【院長ブログ】平成25年8月、子宮筋腫5例、子宮脱3例、計8例手術する。

■今月は筋腫5例のうち、3例の腹式子宮全摘について記したい。
※①住所 ②年齢、出産回数 ③初診から手術まで ④手術時間など

【症例Ⅰ】

①埼玉県さいたま市南区 ②48歳、1回経産(腹式帝王切開術済) ③平成25年7月1日浦和の社会保険病院受診。10cm1個、他5-6個筋腫有りと言われる。パソコンにて当院を知り7月7日受診。超手拳大の子宮筋腫。 Hb13.2g/dl、前回帝王切開しており、かつ大きいので膣式手術不可と話す。7月14日胸部腹部単純レントゲン写真、DIP施行。8月9日入院10日手術。 ④旧手術瘢痕に沿い正中縦切開。摘出物900g、手術時間38分、出血量170ml、前回手術による癒着もなく比較的やりやすい症例。8月20日退院。

【症例Ⅱ】

①宮城県仙台市 ②43歳、未婚未産婦 ③パソコンにて当院を知る。34歳、会社の検診にて子宮筋腫といわれる。近隣医にて凡そ10年間、漢方薬を処方される。最近1年前、性器出血(+++)、Koagula(+)、平成25年3月国立病院機構仙台医療センターを紹介され受診。Hb7.0g/dl。大きいので手術をすすめられる。MRI済。8月5日当院受診。小児頭大の子宮筋腫、強い貧血、もちろん腹式手術、術前に輸血1000ml必要と話す。8月16日入院輸血。17日手術。 ④下腹部正中縦切開。手拳大×2ほどの大きさ。さらに子宮後面直腸と内膜症による癒着(+++)。何とか子宮全摘できた。摘出物1300g、手術時間57分、出血量459ml、術直後Hb6.2g/dl。翌日より鉄剤毎日注射。8月24日Hb8.5g/dlまで改善。8月27日退院。退院後毎日鉄剤内服させる。開業の先生は、一度漢方薬を処方すると婦人科診察もしないで自動的に続けることがよくあると思う。約10年たって大変重症な子宮筋腫になったと思われます。

【症例Ⅲ】

①埼玉県さいたま市岩槻区 ②47歳、1回経産 ③平成25年8月1日近隣の産科中心のクリニック受診。性器出血(+++)、子宮筋腫の診断、漢方薬処方される。8月18日最近ふらふらするとパソコンにて当院知り受診。肥満あり。子宮は大きくないが伸びが悪く膣式手術不可と診断。8月20日再診、Hb6.9g/dl、輸血1000ml必要、腹式と説明。8月23日入院輸血、24日手術。 ④下腹部樋口式横切開。やはり腹式でも子宮が伸びずやりにくい。膣式にしなくて正解。摘出物210g、手術時間46分、出血量120ml、やや難。8月25日Hb9.4g/dl、毎日鉄剤注射、9月3日退院予定。

■膣式手術は2例。

【症例Ⅳ】

③8月3日手術 ④摘出物530g、手術時間1時間6分、出血量420ml。 『是非膣式で』と希望され行う。難あるいは極めて難。

【症例Ⅴ】

③8月10日手術。 ④摘出物470g、手術時間34分、出血量236ml。 比較的やりやすい症例。

■最近のこと

8月13日(火)~15日(木)休診とし会津高原高杖原に出かける。1年上の開成36年卒業50周年記念誌【道灌山の青春】を読む。「…君達がいた時代の開成の質実剛健はもう失われている。今は東大一辺倒の学園方針で、全くつまらない。『運動会までやめてしまえ、昭和40年以前の卒業生は名簿から消せ』と言うようなPTAがいる。…」が面白かった。贈ってくれた平松和也氏に、御礼に益子の黒崎邦敏作陶展に8月11日(日)に出かけ、黒の百合の図の皿を手配する。14日15:18「太田様、貴重な黒崎さんのお手製品を送って頂きまして申し訳ありません。…松平和也」とメールが入り、更に16日10:00前後、電話まで頂き恐縮しました。



平成25年8月31日記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂

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