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お知らせ

【院長ブログ】40代の子宮脱、3名来院、手術する。

●40代の子宮脱、3名来院、手術する。

※①住所　②年齢　③初診から手術まで　④手術時間

【症例Ⅰ】

①千葉市若葉区　②43歳　
③平成19年、家から出られないくらい大量性器出血あり、近隣医受診。Hb6.0g/dlといわれる。
平成20～21年近隣市立病院受診。3～4cm子宮筋腫、内膜症といわれる。

夫がパソコンにて当院知り、
平成24年9月2日当院受診。Hb7.8g/dl、子宮リンゴ大子宮筋腫の診断。
9月6日入院、輸血1000ml施行、過呼吸症候群疑いあり、念のためキッコーマン病院内科受診してもらう。『本日、胸部単純X線施行しました。心電図も施行しましたが、いずれの検査でも異常所見は認められませんでした。』という答。
9月8日手術。麻酔下診察すると、外来時には気付かなかった完全子宮脱判明。

④手術時間40分。摘出物190g。

問題なく経過し、9月17日退院。
9月23日再診時、別人と思われるくらい元気になっていた。

【症例Ⅱ】

①熊谷市　②44歳　③第2子妊娠28週ごろ子宮脱に気付く。
39歳になりまた出てきて近隣日赤病院受診。子宮脱の診断。

この1週間前、急にひどくなったと、パソコンにて＜子宮脱＞見て当院知り、
平成24年10月18日当院受診。ほぼ完全脱。子宮筋腫合併。
10月26日入院、27日手術。11月6日退院　

④手術時間40分。摘出物150ｇ

【症例Ⅲ】

①市川市　②47歳　③平成24年11月24日子宮脱気付く。
32歳右卵巣のう腫腹腔鏡下手術済。
11月末、近隣総合病院受診。子宮脱（子宮が出ている）、子宮筋腫の診断。
12月3日MRI施行。多発性筋腫。6～7cmの他多数といわれる。

パソコンにて当院知り、12月9日当院受診。子宮脱、子宮筋腫合併の診断。
単鉤鉗子にて子宮膣部握持し、牽引。外陰部より2cm出る。
25年1月18日入院。19日手術。麻酔下にて診察。子宮かなり大きい。手拳大。

④手術時間45分。摘出物360g。29日退院。


子宮脱手術の症例が多くなり、はじめて気付きました。
子宮脱は60代に多いものと考えていますが、40代でも見られるのです。
今年に入り、子宮脱5例手術し、年齢は47歳～83歳でした。

話が変わりますが、1月29日電話有り。
平成22年5月22日子宮筋腫核出術した人が、妊娠8週の診断を受け、
担当医から「手術の内容を聞いて下さい。」と言われたという。
手術時33歳。江東区、未婚未産婦でしたが、現在36歳。

おめでたい話ですね。

平成25年2月1日記
川間太田産婦人科医院
太田　八千穂