院長ブログ更新しました。『平成30年6月、手術なし』~産婦人科研修会2件出席、および神田神保町にてタンゴを聴く~(2018年6月30日)
~産婦人科研修会2件出席、および神田神保町にてタンゴを聴く~
■産婦人科研修会2件出席
平成30年6月19日(火)午後7:15、三井ガーデンホテル柏の葉
東京大学大学院医学系研究科 産婦人科講座 准教授 甲賀かをり
『子宮内膜症治療と最新LEP療法~薬剤の使い分けと患者説明のコツ~』
平成30年6月21日(木)午後6:30、アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉
メディカルトピア草加病院副院長 小堀宏之
『薬物療法と手術の両面から考える子宮内膜症、子宮腺筋症管理』
いずれの講演も子宮内膜症、子宮腺筋症の薬物療法が中心でした。
自分の若い頃(20-30年前か)にも話題として聞いた気がしますが、これほどではなかったと記憶しています。
副作用として血栓、特に肥満、ヘビースモーカーは要注意。
手術療法は腹腔鏡、ラパロスコープが中心になっているということです。
思い出される苦い症例があります。
子宮はさほど大きくないものの両側卵巣のチョコレートのう胞。
『是非、膣式にて手術お願いします。』という言葉に従い手術したところ、大変な目に遭ったことです。
腹腔鏡もMRIもさほど普及していない時代、静脈麻酔下にて婦人科診察したところ、
何かもやもやとしていて判然としなかった症例。
しかし、この症例により《辻啓先生の膣式3回結紮子宮全摘術》が間違っていないことを確認し、
いっそう努力し、一段高い域に達せられた例でした。
しかし、どんなに注意しても膣式手術は、出血はもちろん他臓器の損傷はさけられないのです。
甲賀かをり先生は筑波大附属高校、千葉大医卒ということでした。
はじめて頂いた給料にて、辻啓先生の手術書を求め、隅から隅まで読み、
『子宮脱手術の膀胱膣中隔を長ペアン鉗子にて内側にぐるぐる回してから縫合する箇所、決してコッヘル鉗子ではいけないという所が強く記憶に残っています。』と話していました。
恩師 辻啓先生のことを書いてある著書『登り道~鳥甲山から産婦人科へ』を贈呈しようと考えていますが、まだ実行していません。
小堀宏之先生は順天堂大卒、越谷市立病院時代、毎年2月にある臨床検討会にてお会いしております。
ラパロスコープの腕はきわめて良いと聞いていましたが、今回の講演を聞いて判った気がしました。
海浜幕張には数度来たことがあります。
今回と同じようなホテルにて講演を聞きました。もう4-5年前のことでしょうか。
駅を降りてすぐ気づいたことは、汐の香りのするやや強い風、そして比較的多い人々、やはり外国人が目立ちます。
テレビ等による外国人の増加ということが実感できました。
しかし、京葉線には乗りたくないなぁといつも思います。
柏、新松戸のりかえ、さらに西船橋のりかえにてやっと到着。
東松戸は松戸市立病院が駅前に移転すると聞いていましたが、その後変更され、駅周辺はマンションが林立していて何か落ち着かないなぁと感じました。
東武野田線(アーバンパークライン)川間はいい所だと強く感じました。
例えば軽井沢から帰る際、大宮のりかえ川間まで40分ほどにて帰れます。
海浜幕張だったらどうでしょう。
東京まで新幹線は速度を落とし、着いた東京駅の中を京葉線乗り場までさまよいやっと海浜幕張へ。
どうでしょう、1時間半あるいは2時間も要するのではないかと考えます。
■神田神保町にてタンゴを聴く
平成30年6月26日(火)午後5:30 神田神保町ミロンガ。
この院長ブログにて世話になっている会社の社長と担当の女性と会う約束でしたが、社長は急用にて来れず、女性と2人、タンゴを聴く。
今後の当院の展開を打合せ。ビールとウィスキー角オン・ザ・ロック3杯、チーズ盛り合わせ、ピザ、温野菜、トースト、それにコーヒー。すっかり時間が経ち、出たのが午後10:00近くになっていました。
店に入ってすぐ女性歌手の唄が聞こえました。
きわめて判りやすい。歌手はスサーナだという。この人のタンゴの歌ははじめて聞きました。
レコードジャケットのサングラスの顔。漫画仕立て。《カルロス・ディ・サルリ》のレコード。
A面5番目に私が一番気に入っている『エル・シルーハ』がかかりました。
もう忘れたと思っていたら何かの折に口ずさんでいる曲でした。
名ばかり記憶していて曲は忘れていました。これは発見です。
このレコードの解説者は高橋忠雄とありました。確か父が三越の社長だったと記憶しています。
同時に、同姓同名の東大卒慈恵医大教授、山も相当やったと聞いています。肝臓の大家です。
平成30年6月27日(水)、佐藤美由紀さんからメールが届きました。
《MIYUKI TANGO》は今週末より、11年目のツアーに出かけます。
当院からは初日の仙台、二日目の山形酒田、最終日水戸が近いでしょうと。
平成30年7月6日(金)、7月7日(土)札幌とありました。
札幌の南 邦弘先生に連絡したところ、7月6日(金)は出席可能だと言っていました。
【参考サイト】
■辻啓先生『膣式3回結紮子宮全摘術』
■『登り道~鳥甲山から産婦人科へ』(幻冬舎)
■ミロンガ(神保町)
■カルロス・ディ・サルリ
■『エル・シルーハ』カルロス・ディ・サルリ
■MIYUKI TANGO
平成30年6月30日(土)記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂
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