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ドクターズコラム

平成19年11月手術例、
および今年記憶に残った症例について


 本年11月手術7例(子宮脱手術4例、膣式子宮全摘術2例、腹式子宮全摘術1例)と平均的な数でした。各例の他、記憶に残った子宮脱手術2例を記してみます。
@ 住所 A 年齢 B 初診から手術まで C 手術時間

症例1

@ 柏市、A 72歳、
B 3年前より子宮脱気付き、今年に入りひどくなる。柏の先生より紹介される。
C 完全子宮脱。極めてやりやすい症例。57分。

症例2

@ 東京都葛飾区、A 70歳、
B 15〜16年前、子宮脱気付く。ペッサリー入れてもらうも段々出てくる。4〜5年前より完全子宮脱。娘さんホームページ見て来院。
C 先天性股関節脱臼合併、開排制限あり、かつ長期間ペッサリーを入れてあったためと思われる炎症ひどく、根気のいる手術であった。2時間10分。やりにくい。

症例3

@ 松戸市、A 85歳、
B 20年前近医にて子宮脱ペッサリー入れ。平成18年秋ぬける。当院のタウン誌記事広告をみ、息子さんホームページ調べ来院。
C 完全子宮脱。高齢にも関わらず、術やりやすい。1時間19分。

症例4

@ 神奈川県大和市、A 59歳、
B 5年前近大学病院にて子宮脱ペッサリー入れ。近市立病院紹介され通院。そろそろ手術した方が良いと言われ、当ホームページ見て来院。中央林間から半蔵門線南栗橋行きに乗り延々春日部へ、東武野田線に乗り換え来院。
C 完全子宮脱。問題なく術すすむ。1時間9分。

症例5

@ 野田市、A 45歳、
B 平成元年5月当院にて子宮筋腫核出術済。摘出物534g。平成19年10月当院再診。子宮筋腫再発。手術すすめる。
C 腹式子宮全摘術。前回手術による癒着さほどひどくない。摘出物210g。46分。

症例6

@ 埼玉県深谷市、A 53歳、
B 最近過多月経ひどくなる。19年6月近医にてHb6.7貧血治療、同年9月近産婦人科にて新生児頭大Hb12.3といわれる。姉が春日部市に住み当院のタウン誌子宮筋腫記事広告送ってもらい、ホームページ見て来院。
C 腹式だったら近日赤病院に行く、是非膣式にしてくれという。子宮筋腫ではなく、子宮内膜症、腺筋症と判明。拇指頭大前後の大きさ37個、サイコロステーキ状にメスにて切除し出す。極めて難。摘出物470g。2時間5分。

症例7

@埼玉県春日部市 、A 43歳、
B 近医にて手拳大多発性筋腫といわれ、ホームページ見て来院。
C 鶏卵大から小指頭大計14個核出あるいは切除し出す。症例6に比べずっと楽な手術。340g。56分。

症例8 今年記憶に残った症例(1)

@ 茨城県牛久市、A 76歳、
B 平成17年末入浴時子宮脱気付く。18年6月近医にてペッサリー入れ。18年11月千代田区にある某有名病院婦人科受診申し込み。19年2月子宮脱に名のある女医受診。手術について何も言われず3ヵ月後来院すすめられる。同5月同医再診。3ヵ月後来院するようにと言われたという。夫より真剣かつ丁寧な電話があり、すぐ当院受診。
C 完全子宮脱、翌日入院、翌々日手術。57分。

たまたま日本産婦人科医会報、最新号(19年11月号)に特集−性器脱の取り扱い、があり同女医の性器脱診療の秘訣がのっている。
 ------受診する人は、しばしば身体的不具合よりもむしろ精神的苦痛に苛まれているように見受けられる。
 ------うつ傾向、理解力の低下など意志の表出や疎通に課題のある患者も少なくない。
 ------性器脱の女性を医療施設に受け入れる時、決して、急いで治療プランを作る必要はない。まず、自らの病気について家族と会話するよう促す。次に、手術治療した方が良いかどうかは、ちょっと調べてから判断しよう、とそらす。
とあります。この先生の治療方針がうかがえます。

症例9 今年記憶に残った症例(2)

@ 愛知県名古屋市近郊、A 67歳、
B 東京にある日赤病院看護学校出身の看護師。町立病院の手術室勤務をしていたという。5年前子宮脱に気付くも放置。18年12月排尿しにくくなり、ホームページ見て19年1月当院受診。
C 2月手術。問題なく術すすむ。1時間10分。退院にあたり手紙を置いていってくださり、本人の了解を得て以下一部記します。

 長年悩んでいた子宮脱、こうして全く未知の場所でネットでめぐり合った川間太田産婦人科医院さんで手術を受ける事になり、結果的に本当に良かったと喜んでおります。
 長年医療機関の仕事(主に手術室関係)をしていたので、そちらのつてから自分なりに色々病院について調べてみたのですが納得がいかず、私の様に排尿障害を伴ったひどい子宮脱は貴院の様に膣式の子宮全摘をして膀胱底の形成や骨盤底形成術をきちんと行うのでなければ、また再発するのでは・・・という結論に達し決意した次第です。
 普通ネットで何かを選ぶ場合、ましてや手術をしていただく病院、医師を選ぶとなれば医師の技術はどうなのか、手術ならば年間件数や再発例の頻度が・・・。
 そして何よりも知りたいのが入院した方たちによる口コミ、評判だと思うのです。
 今回入院して分かった事は、そういう点では貴院では看護師さんが皆感じが良くて、気配りのある方達ばかりだった事、部屋も日当たりの良い二人部屋を個室にして利用させてもらい、付き添いで一緒に来た主人も気持ちよくベットで休む事が出来たこと。
 三度の食事も院長自ら心配り、好みも聞いて下さり、味付け色彩ともAクラスという感じでした。院長先生もお話してみると、ざっくばらんで、なかなか人間味のある方だとお見受けしました。
 お蔭様で大病院では得られないアットホームな心の安らぎを感じられる入院生活を送る事が出来ました。


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