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院長ブログ更新しました。『令和4年6月 、医会研修シールとアトリエどんぐり』(2022年6月30日

【医会研修シール】
この10月までにシール6枚が必要です。
今まで3枚集めました。
新型コロナウィルス感染症が起ってから会場における講演はなくなり、ズーム(ZOOM)とやらになってしまいました。
私のような旧い者はインターネットは馴染みません。
通知が来ても何のことか判らず放置していました。
そんな中、市川市医師会館におけるハイブリット講習会に3回出席したのです。
そんな会は少なく、40才くらいの受付の女性の力を借りてズーム(ZOOM)の申し込みをしてもらいました。
関東連合産婦人科学会に会費を払い申し込むとファックスが届きました。
この用紙を会場にてかざすと登録されるということです。

令和4年6月18日(土)
学会出席のため休診とし、午前9:00に会場に到着できるように医院を出ました。
春日部駅から半蔵門線の電車は平日と異なり、越谷まで各駅停車、それから急行となりました。
乗客は少ない。
以前は赤坂見附駅から歩いたのですが、今回は永田町駅下車にて歩きました。
はじめて歩く街は判りません。
道路沿いにある看板や人に聞いたりして会場の《都市センターホテル》に着きました。
午前11:30に受付とあります。
シールを貰うことしか考えておらずプログラムを見ていません。
明日6月19日(日)朝から講演があることを知りました。

2時間ほどあたりを散策しました。
都心の日本の中枢部の街区です。
衆議院か参議院か知りませんが、その議長の公邸があり、報道記者が10人ほどいました。
さらに歩くと新宿通りに出ました。
ややくたびれたのと時間つぶしのためタリーズコーヒーに入り休憩しました。

午前11:30会場に戻りファクスを渡すと名前の入った参加証を受け取れました。
階段を上るとランチョンセミナーがありました。
第1会場『明日から使える!役立つ!産婦人科超音波セミナー』はすでに満席、
第2会場『HPⅤをターゲットにした子宮頸がん予防戦略!最新情報と今後の展開』に入りました。
演者は昭和大学の女性の先生でした。
子宮頸がんワクチンを扱う会社の共催、弁当を用意してくれていました。
《HPⅤ検査》という聞いたことのない話が出てきました。
尿および自己採取により検体を集めるようです。
診察台に上りたくない女性が中心なのでしょうか。
私より少し若い教授と思われる先生と開業しているらしい同年くらいの男性医師が発言していました。
若い女性医師がまわりに多数いました。
ビルの診療所にて診療しているのでしょうかかなり熱心に聞いていました。

会場を出るとすぐ前に《コルポスコープ》を扱う会社の展示がありました。
オリンパス社製のものを収容したのでしょうかCASIO社の製品でした。
見ると《コルポスコープ》の像は教科書の写真通り、写真は勿論動画も撮れるといいます。
すでに貸し出しはしていない。定価170万円と聞きました。
しかし私には面白みがありませんでした。
その像を見つけるまでの術者の職人芸のようなものが全く感じられないからです。

思えばおよそ50年前、東京お茶の水にあった東京都がん検診センターに勤務し《コルポスコープ》を覗きました。
『粘液をよく取り除き、酢酸加工をしろ』としか言われていません。
ほとんどの例が著変なしです。
《トリコモナス膣炎》による典型的なストロベリー状の炎症例に注目すると上達すると考え実行しました。
細胞診によりトリコモナスの有無が判り見落としているか判断できます。
しかし全例にその像が認められるかは判らない気がします。

子宮がん検診に名のある《天神 美夫先生》が同センター婦人科の責任者になられていました。
《カールツァイス社のコルポスコープ》と国産の電動式診察台を設置してくれていました。
7年間勤務し、いずれの機械も故障しませんでした。

あるとき先生が《アルゼンチンブエノスアイレス》の学会出席直後に話してくれたことが強く記憶に残っています。
かつて東京四谷にあった同社に行くと、『日本海海戦の双眼鏡を持った《東郷平八郎元帥》の大きなパネルが正面にあり、その双眼鏡が《ツァイス社》製だ』と示していました。
そして発祥の地が旧東ドイツになってしまい、心ある技術者数人が1枚の設計図を持って西ドイツに逃れ、新しい《カールツァイス社》を設立したと話してくれました。
慈恵の医局からある市立病院に派遣され、コルプスコープを購入するにあたり、事務の人は安価な旧東ドイツの《カールツァイスイエナ》の製品に決めてしまいましたが、使ってみると極めて良くない。自由圏と非自由圏の差はこんなに大きいものかと思い知った次第です。
先生はその差を十分良く知っていたのでしょう。やや興奮しながら西ドイツに移った技師たちの話をしてくれたのです。

今年に入り当院の同社のスコープを初めてオーバーホールしてもらいました。
担当者はこの機種を使用している医療機関はほとんどないと話してくれました。

大分以前のことですが、夜中に眼を醒まし眠れなくなり深夜NHKのテレビをつけると、
世界音楽紀行という番組を放送していてブエノスアイレスの街が写っていました。
行ったことはありませんが、東京の昭和通りの3倍もしくは4倍ほどもあろうかと思われる
大きな《7月9日通り》に面したビルの頂点にドイツの自動車メーカーの社章がありました。
いかにもドイツ贔屓な国なのだと感じました。
それは《ツァイス社》の製品への信頼から来るものだと思えました。

【アトリエどんぐり】
令和4年6月29日(水)
市川市医師会館、東邦大学教授 新田 峰人『妊孕性温存を目指した婦人科内視鏡手術~子宮筋腫を中心に』
午後5:00医院を出て川間駅から電車に乗り柏駅へ、そして急行に乗りかえ東武船橋駅、さらに京成線に乗り市川真間に到着しました。
演者は薬剤を使い筋腫を小さくして、腹腔鏡を使い筋腫核出術を行うという話でした。

それより、急行に乗りながら想い出したことがあります。
都内から環境が飛びぬけていいので、川間駅南岩名に引越しました。
子供たちが小学校に入学する前か後か思い出せませんが、
カミさんが2人とも近くの《アトリエどんぐり》という絵画教室に入塾させました。
奥さんが美術教師、御主人がその他の雑事をひき受けていました。
私たちより10歳ほど年長と思えました。

上の児の絵が入選したといい、船橋の会場に向かう東武野田線の車中のことです。
船橋に近づいたあたりのことでした。これから新たに医院開業しようと考えていた頃のことです。
暖かくなりはじめた春だったような記憶があります。
なぜ絵画教室に通わせたのか尋ねてみると、カミさんの両親が同じことをしてくれたと話してくれました。
そんないい循環があるのです。

同教室の父母会の行事として日帰りの奥日光めぐりと、1泊の《益子陶芸教室》があり、いずれも夏でした。
ともに東武鉄道を利用しました。

益子へは東武宇都宮駅からバスだったと思います。
ツカモトの宿に泊まり、ロッテの社員の父親と話しました。
「産婦人科はどうですか?」と聞かれ、「水道工事、いや、下水道工事みたいな仕事ですよ。」と思わず答えていました。
すると白けた雰囲気になった記憶があります。
大きなたぬきの像と、飲料水の自動販売機が見当たらなかったことをなぜか強く記憶しています。

東武野田線は《アーバンンクライン》と名称を変え、柏~東武船橋間は複線化され急行が走るようになりました。
時間の経過を強く感じる今日この頃です。

 

【参考サイト】
都市センターホテル

コルポスコープ、HPⅤ検査

トリコモナス膣炎

故 天神 美夫先生(日本婦人科腫瘍学会)

カールツァイス社のコルポスコープ

アルゼンチンブエノスアイレス

7月9日通り

東郷平八郎元帥

カールツァイス社
※カールツァイスイエナ(旧東ドイツ側のカールツァイス社の名称)

益子陶芸教室

東武アーバンンクライン

 

令和4年 6月30日(木)記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂

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