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院長ブログ更新しました。『令和2年3月、茨城県境町のそば屋へ、そしてまた軽井沢へ』(2020年3月31日

~茨城県境町のそば屋へ~
平成16年3月31日(水)初診の卵巣機能不全の女性(当時44歳)は、
境町のそば屋の奥さんでした。
1回の注射により消退出血をみました。以後、年数回通院してくれました。
受診する度に生そばを持参してくれ、給食の人がざるそばを作ってくれました。
49歳閉経。以後、子宮がん検診にて通院しています。
令和2年2月16日(水)再診し、そば3パック持ってきてくれました。
入院者もいなくなり、ひとりでそばをゆで食しました。
蕎麦の味がします。
  
令和2年3月9日(月)
会津や軽井沢に乗せていってくれる仲間に何気なく連絡したところ
『明日行こう』と言われ、面食らいました。

令和2年3月10日(火)は雨。
午前10:00すぎ、医院を出ました。
江戸川の土手沿いの道を行きました。信号もありません。
菜の花は一面の黄色。
何回か通ったことのある通りですが、こんな想いははじめてです。
誰かの映画の1シーンを思わせる詩的な幻想的な光景でした。

40年ほど昔、当直等診療に追われ、ほとんど家に帰らない日々でした。
9月の土曜日、夏のような秋のような陽気の午後。
子供たちとこの道を行きました。
兄は大人用の自転車、弟のものは子供用、私は俗に言うママチャリ。
荷台に妹を乗せていました。
弟は一生懸命ペダルをこぎ、何とか兄に追いついていきます。
車輪の直径が半分くらいなので仕方ありません。
妹は居眠りしていて落ちるのではないかと心配しました。
関宿橋まで往復。
あのときの弟の顔の表情が想い浮かびます。心楽しい想い出です。

利根川にかかる境大橋を渡ると境町です。
街の中心の信号を右に曲がり直進すると圏央道にぶつかり、
その下のトンネルを抜けるとすぐそば店がありました。
午前11:00、まだのれんが出ていません。

JR水戸線結城駅まで往復することにしました。
畑が多く、収穫した白菜のあとの残りの葉から菜花が出ています。
途中、県立八千代高校の脇を通ると横断幕に"茨城大合格"とありました。
また大きな建物があり社員の車が少なく、今流行りの配送と倉庫を兼ねた建物と思われます。
梅などの白や紅色の花が沢山ありました。
駅近くに菓子店があり、20年ほど前、茨城の新聞に記事広告を出したところ、
この店の奥様が受診してくれました。
軽い子宮脱。それほどその手術の症例を手掛けていない頃であり
『様子をみましょう』と言いましたが、その後どうしたのでしょうか。

正午を少しまわった時間に店に戻りました。
7-8個のテーブル席はふさがっていて、奥の座敷に上がりました。
鴨汁せいろ、もつ煮、鶏のから揚げを注文。
せいろはいい味がしました。ゆで湯をたっぷり注ぎ飲み、おなか一杯になりました。

午後2:00帰れました。
こんなに近くにいい店を見つけました。火曜の休診日は電話が鳴らないのが普通です。
この日は転送電話にしておいたところ3件も問合せがありました。
ありがたいことです。

~そしてまた軽井沢へ~
令和2年3月19日(木)
午後休診とし大宮へ。
13:30 あさま大宮発にほんの5分の違いにより乗車できず、駅構内のベンチに座っていました。
待合室は人も多く風通しも悪そう。
従って、今問題の新型コロナウィルスには良くないと判断しました。
14:30 あさま大宮発まで待ちました。

新幹線は空いていました。
車内にトランヴェールという小冊子があり
『3月14日 常磐線全線運転再開!常磐線、文学つまみ食い、途中下車の旅』を読みました。
《埴谷雄高×小高駅》
小高駅徒歩10分ほどの浮間文学館にある《埴谷、島尾文学資料館》。
埴谷の文章は読んでいません。島尾敏雄の書籍は一通り読みました。
恐妻物の作品に亀有が出てきた記憶があります。
なぜ亀有なのか考えたところ、元が常磐線沿線にあるのだと想像しました。
私の生れが葛飾と接する足立なのも、親しみを感じる原因なのかも知れません。
すると間もなく軽井沢。浅間山は雪におおわれています。

下車した瞬間『風はなごみて日は暖かし』という法政大学山岳部歌《エーデルワイスの歌》の一節が頭に浮かびました。

しなの鉄道に乗り一駅、中軽井沢へ。
午後4:00 『中軽井沢シャッター通り』と言われて久しいのに駅前に建物が造られていました。
聞くと、隣りの不動産屋さんが事務所と飲食店にするということでした。

《ギャラリー桂》に寄り主人と話し、 さらに《新宿スカラ座》へ。
コーヒーを飲み、家族から頼まれていた挽き立てコーヒー100グラムを受け取り
《玉川食堂》へ。
午後5:00を少し回っていました。
山菜のふきのとうが入った野菜天ぷらとそば、中瓶ビール1本を注文。
入店しようか迷っている3人組の若い女性が入ってきました。
《星野BEB5》に泊まりグーグルを見てきたということでした。
この店のそばがおいしいと、先のコーヒー店のマスターから聞きましたが、
今回注意してみると、そばも丁寧に細く切れています。味もいいです。

夜道をひとり山荘に向かいました。
そんなに多くない街の灯が見え、山荘に明かりがついていました。
夜9:00まで人がいないと聞いていたので意外な気がしました。
午後11:30くらいまで家族と話しこんでいました

令和2年3月20日(金・春分の日)
天気はまずますでした。
昼食を《玉川食堂》と考えていましたが、主人ひとりなので料理が出て来るのに時間がかかり孫たちは飽きてしまうという意見により、軽井沢バイパス沿いの《おおぎやラーメン》へ。
丁度昼メシ時、人が並んでいました。
先のウィルスのためなのでしょう、窓が開けられていて冷たい風が入りこんできました。
ツルヤにて買い物し帰りました。

夕方散歩へ。
ハルニレテラスは人はいますが、さほど多いという感じではありません。
外国人は見当たりません。けれども駐車場は満車でした。
せきれい橋を渡り《三井の森 中軽井沢管理センター》へ行き、コーヒーをいただき、社員と話をしました。

夕食は手巻き寿司。
孫たちの好物は海苔と苺ジャム。
散歩を兼ねて毎日近くのスーパーマーケットに買い物に行くのですが、割引の日にそれらを買っておき、ここに持参するのが私の仕事になっています。
孫たちは声を高めて「いくら」と言っています。それが一番好きなものなのでしょう。
私は缶ビール2本とまぐろ2切くらいの食事でしたが、家族と接しているだけで楽しい時間を過ごすことが出来ました。

令和2年3月21日(土)
午前6:40 家族に乗せてもらい山荘をたち軽井沢駅へ。
7:14 あさま軽井沢発、7:58 大宮着。
午前9:00の外来に間に合いました。

 

【参考サイト】
埴谷、島尾文学資料館

法政大学山岳部歌《エーデルワイスの歌》

ギャラリー桂

新宿スカラ座

玉川食堂

星野BEB5

おおぎやラーメン

三井の森 中軽井沢管理センター
 

 

令和2年3月31日(火)記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂

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