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院長ブログ

令和4年7月 、只見 湯ら里に泊る。只見町、南会津町そしてログハウスのこと

【只見 湯ら里に泊る】
7月の連休、軽井沢に家族が集まれないといいます。
ひとりでは山荘に過ごしたくありません。
食事と眠る場所があれば十分です。
そして只見《湯ら里》に行くことにしました。

令和4年7月18日(月・海の日)晴。
10:04 リバティ会津 春日部発12:56 会津田島着。
《湯ら里》の車に乗りました。
支配人の運転、乗客6名は初めてです。
今までいつもほとんど私ひとりでした。
東武野岩会津鉄道の車窓からの緑がいつものものよりずっと濃く感じられました。
台鞍スキー場、駒止トンネル、伊南川を通り、宿に着きました。

昼食は前回来たとき知ったのですが、《むら湯》の食堂において打ったそばがあり、それをいただきました。
生ビール1杯と大盛ざるそば、けっこういい気持になりました。
うっかりすると《むら湯》に入りそこねてしまいそうです。

午後4時ごろ入浴しました。いつも通りやや熱い湯。
部屋にもどり《湯ら里》の透明な湯に入り直しました。

午後6時夕食。
生ビールジョッキ1杯とハイボール1杯。
《お平》2杯いただきました。
これを食したくて来たのですから。

宿の食事処に支配人の奥さんが働いていました。
まるで支配人の個人商店といった感じです。
経営も大変なのでしょう。注文をつける点はありません。よくやっています。

令和4年7月19日(火)雨。
午前10時前、車が宿を出ました。
運転はいつもの人です。乗客5名。これも初めてです。
この前は1組の夫妻と3人でした。

今朝の地方紙に1行、夏の甲子園全国野球大会の地方予選、県立只見高校が県立南会津高校に1点差にて負けたことを知り運転手さんと話しました。
この春の選抜大会の推薦枠にて出場した只見高校が負けたのです。
これでベスト16が決まりました。
南会津高校は統廃合により県立田島高校に吸収合併されると話してくれました。
どこか残念な気がします。
旧田島町も田舎ですが、一山超えた伊南川沿いの旧南郷村、只見町はもっともっと田舎です。
それ故に野球も練習を繰り返し強くなったのでしょう。
田島高校では恐らく強くなることは望めないと考えます。

駒止トンネルを超えると雨が小降りになりました。
只見は新潟の気象に近いのでしょうか。
このあたりの下り道の左側に別荘が点在しています。
その中に大手新聞社の記者をしていた人の一軒があると、この運転手さんが教えてくれました。

10:46 リバティ会津 会津田島発、11:03 会津高原尾瀬口着。
雨はほとんど降っていません。
そば《おり田》まで歩きました。
山には薄い雲がたち上っていくのが見えました。
何とも言えない風景です。
店には先客が1名いました。
天ぷらと大盛せいろ、それに中ビンビール1本。
その後1組の夫婦とバイクのツーリングの3名が来ました。
おみやげのいつもの将門せんべいを店主に渡し話しました。
以前、この店にて知りあった人のことを思い出していました。
天栄村の温泉付き別荘から針生のログハウスに買い変えた人のことです。

13:21 リバティ会津 会津高原尾瀬口発、15:42 春日部着。
午後4時過ぎに帰院できました。

【只見町、南会津町そしてログハウスのこと】
昭和50年代半ば、東京から自然が残りきわめて環境がいいことから、
私は東武野田線 川間駅南岩名1丁目に引越し、
昭和60年2月、岩名2丁目に産婦人科医院を新規開業しました。
医業を始めてみると判らないことばかりでした。
日本経済新聞朝刊しか情報源はありません。

ログハウスの広告記事が載りました。
《フィンランドログ》でした。
初めて見学したのは《日光霧降高原》のログハウスでした。
丸太作り。木が反り返り隙間がありました。
『木があばれる』という表現を聞くようになりました。
丸太ではなくカットログの方がいいと思いました。
木材の断面の大小により建物の造りの差が出てくる気がします。
予算も変ります。

平成18年、田島町、舘岩村、伊南村、南郷村が合併し南会津町が誕生しました。
火曜日を休診にしたところ、月曜日が代替休日となり連休になりました。
この鉄道を利用し当地に来ました。
また業者の車に乗せてもらい来たこともあります。

下郷町からやや東に入った所に大きな看板をみつけました。
『レジーナの森、東京建物安田創立〇周年記念事業、施行仙台 熊谷組』です。
那須山系の続き、池があり大きなハウスさらに土地温泉付別荘がありました。
しかしやや標高が低いのではないかと感じました。
その後、東日本大震災、福島原子力発電所事故、放射能汚染により経営母体が変った様子。
《エンゼルフォレスト》という会社になっていました。
インターネットを見ると、レジーナの名は留めてありますが、他には詳しく書いてありません。
中三依の《かじか食堂》、会津高原尾瀬口《おり田》にてよくそばをいただきました。
先に記した土地温泉付別荘を手ばなした人のことをもっと書いてみましょう。

中古のログハウスは針生の《芳賀沼製作》が造ったものです。
会津高原高杖原の《ペンションロマネスク》のオーナーの息子さんが、
家を手伝うと同時に茅葺屋根職人をしていて、この会社の話を聞いていました。

そんなことから思い切って訪ねました。
3人兄弟、中の人が専務。
詳細かつ丁寧に接してくれました。
県立会津高校出身と聞きました。

《縦ログ構法》を説明してくれました。
そのモデルハウスに泊らないかと言われ泊りました。
夕食は台鞍のペンションを紹介していただき食事をしました。
建物は同社の施行です。
秋の大雨の夜でした。

次の日、この地のすべてを案内してくれました。
3ゾーン。

はじめはこの中古の建物です。
森の入り口、立派なログハウスです。
いい時代の材木なのでしょう。あるいは今では手に入らないものかも知れません。

次に田のある場所。
就農希望の人向き、あるいは元新聞記者はその一人かもしれません。

もう1つのゾーンは国道の向こう側、山の中5区画くらいの場所です。
音楽家、写真家、作家といった方々でした。
『ここからの雪の七ッ岳がいい』と専務は話してくれました。
しかしここでは確実に馬力の強い車が必須と考えました。
一般的な別荘ではありません。
自然と対峙する、格闘する丸太小屋というのが適切な表現だと思いました。
国道から見ていただけでは全く見当のつかない土地です。
旧そうな神社に大きなのぼり旗が立っているのを何回も見ました。
地元民の歴史があることに気づかされました。

奥さんが新潟新津市、本人が東京出身の60代の男性が、
6社ほど調べ、さらに雑誌を見たといい、同社に建設を依頼したといい、
自宅を縦ログ、客棟を在来工法により建築したといいます。

《ケーズビレッジ軽井沢》
一度見たいと思っているものの、まだ実現していません。

《レジーナの森》は軽井沢に2つあります。
御影用水の方のホテルです。
源頭の水をそのままに引くと冷たくて稲作に適さない、
川巾を広くして水深を浅くした所に水を通し、水温を高めるという説明はよく理解できます。
行ったことはありませんが、オランダの運河にいるのではないかと錯覚してしまうほどです。
孫が水辺を走りまわって落ちるのではないかと心配したりしました。
そう、ここは何とも言えない品位のようなものを感じさせられる場所なのです。

立派な丸太のログハウスが、八総から《たかつえスキー場》、《アストリアホテル》に行く坂の途中にありました。
ある冬のことです、失火により消失してしまいました。
《カナディアンログ》と聞いた気がします。

カットログのフィンランドの会社、黄色を会社のカラーとした《ホンカ》はこの頃見かけません。

地味ですが《ランタサルミ》が塩沢の交差点近くにゲストハウスがあります。
外国製は高価になってしまいます。

そして結論として、在来工法が一番いいのかも知れないと考えるようになりました。

 

【参考サイト】
湯ら里

むら湯

お平

そば《おり田》

フィンランドログ

日光霧降高原

レジーナの森

かじか食堂

芳賀沼製作

ペンションロマネスク

エンゼルフレスト

縦ログ構法

ケーズビレッジ軽井沢

レジーナリゾート軽井沢(御影用水)

たかつえスキー場

会津アストリアホテル

カナディアンログ

ホンカ(HONKA)

ランタサルミ(RANTASALMI)

 

令和4年 7月29日(金)記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂

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