令和4年2月 、映画撮影とドラマ《北の国から》、そして珈琲工房《山ぼうし》とイタリア料理《ベイビーズブレス野田》
~【映画撮影とドラマ《北の国から》】~
■令和4年2月9日(水)
午前6:30電話の音。
あらかじめ知らされていましたが、深い眠りについていて何とか受話器を取ることができました。
数分して再び鳴り、支度して裏玄関の鍵を開けました。
フード付きトラック、バス各1台、乗用車5台ほどです。
当院の2、3階を使いたいということでしたが、2階のみの使用となりました。
ほんの2ヶ月ほど前の当院における大手映画会社の撮影時、
プロデューサーが撮りやすいと言い、先方の半ば指定の場所となったと聞きました。
自社配給の映画、自主製作であり千葉県からの支援を受けているそうです。
出演する俳優の名を今日初めて聞きました。
人数は少ないものの、てきぱき無駄のない動きを皆さんしていました。
午前10:00撮影の合間、その男性俳優が休憩していて私が声をかけました。
『テレビドラマ《北の国から》に出演していた方ですね』と。
不機嫌な顔をしていて『そうだよ。』という返事。
『私と同じくらいの年齢ですか。』と尋ねると、
『何年生れか。』と聞かれ、
『昭和19年。』と答えると、
『7年下だよ。若いね~、どうしたらそんなにいい顔していられるんだよ。』と問われ、
『ストレスから心して逃げることにしています。』と答えていました。
さらに『院長です。』と付け加えると、
『ここに住んでいるのか。』と言われ、
『住むという表現は妥当か考えてしまいますが、そうです。』と答えていました。
『特にこの新型コロナウィルス感染症の時期でありますからなおさらです。』と言っていました。
和やかな雰囲気になっていました。
『この連中とは付き合いが長くやりやすいんだ。』と言いながら仕事に戻っていきました。
冬の日の暖かい陽のさす、ほんの5分ほどのやりとりでした。
午前11:00撮り了え他の場所、鎌ヶ谷に移動していきました。
●もう30年も前のことです。
子供が中学生でした。
夏の日の午後家に帰ると、テレビを観ていて眼に涙をいっぱい浮かべていました。
《北の国から》でした。
それから私は注意してその番組を見るようにしましたが、
仕事が重なり飛び飛びにしか見ることができませんでした。
ドラマは父親と息子と娘の北海道の自然を背景にした成長の記録です。
それは私の開業の歴史と重なります。
子供が中学生から高校生になり浪人し医大に進学し、医師国家試験の結果を心配した日々のことです。
いくつかのシーンを思い出します。
短い夏の川における筏下りの場面。
千葉県出身の男性俳優がいい役をしていました。
今回の俳優も出演していました。
さらに、息子が都会に出ていく雪の残る中、送っていく彼らより若い男の俳優、
確か父からもらった1万円札のことだったと思います。
その動作が記憶に残っています。
あのテーマ曲が聞こえてくると特に強く思い出します。
千葉生れの俳優と運転手役の俳優も、ともに亡くなってしまいました。
●札幌の南 邦弘君が東京の私たちの高校に入学してきました。
3年間同クラス、浪人も同じ予備校でした。
私は東京の私大へ、彼は札幌の医大に進学し、なぜか同じ産婦人科を選択していました。
昭和37年卒旧2組の集り〈緑士会〉と〈産婦人科開成会〉には必ず出席し、
症例を用意しておけと言われ、10例以上手術を一諸にしました。
彼主催の札幌における〈産婦人科開成会〉の後に、
〈小樽、余市〉と案内してくれ、ウィスキー工場を見学させてもらいました。
別の機会に札幌に招待してくれ、このドラマの撮影地〈富良野〉に連れていってくれました。
いい季節でした。
見学者が多いのでしょう、移住したいという人のために不動産屋さんのパンフレットが沢山置いてありました。
しかしこの冬の厳しさを経験すると、行くことは強く躊躇います。
~【珈琲工房《山ぼうし》とイタリア料理≪ベイビーズブレス野田》】~
■令和4年2月11日(金・建国記念日)
前日の大雪の予報はありがたいことにはずれ、少量の雪にて済みました。
どこかに出かけようとも考えましたが、この雪と寒さではじっとしていた方が良いと判断しました。
正午に仲間が来ました。
雪をさけ黒いアスファルトの道を行きました。
徒歩15分ほどの珈琲工房《山ぼうし》に到着。
満席と表示されていましたが、入ると1つの席が空いていました。
しばらくの間来ていません。
イタリアとチェコのビールを注文。
小ビンしかありません。
薪ストーブによる温かさによりおいしくいただけました。
厚切りトーストとコーヒーを追加。
庭園の陽ざしはどことなく春を感じさせるものがありました。
何年か前、日曜午前の診療を了え同店に行くと、
監督はじめ20名ほどの一団が撮影の下見をしていました。
てっきり決まったものだと思いましたが撮影は実行されませんでした。
隣の民家が入ってしまい撮影に不向きだということと、店主との意見が合わなかったためと聞きました。
庭と店ならいい絵になると思うのですが。
それと比べると、私は何も注文を言わず、どうぞどうぞという姿勢を貫いています。
当院はもう10年くらい撮影に使ってもらっています。
少しでも受診者を呼ぶのに役立つと考えているからです。
午後3:00近くに店を出て大きな通りを行くと、イタリア料理《ベイビーズブレス野田》がありました。
当院近くの2ヵ所から自分の店として開店したのです。
よく行く寿司店にて働く若い女性が夫とともにいました。
本日プレオープンに招待されたと言います。
ペペロンチーノを注文、赤ワイン1杯いただきました。
オープンキッチン、カウンター席、3テーブル程の席、奥に個室造りの席があり、さらにテラス席への戸がありました。
車の通りはやや多いと思いますが、それほど気になるとは思えません。
第一に料金が手頃なこと、休診日火曜は営業といい、また来たい気がします。
午後4:00店を出ました。
夕方となりましたが、まだ明るく寂しさはさほど感じませんでした。
【参考サイト】
■ドラマ《北の国から》
■珈琲工房《山ぼうし》
■イタリア料理《ベイビーズブレス野田》
令和4年 2月28日(月)記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂

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