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令和3年4月、ドラマ《北の国から》と会津高原高杖原

~《倉本 聰さん》の《北の国から》の父親役の《田中 邦衛さん》が亡くなりました。~
幼い男児と女児の成長を20年以上追ったテレビドラマです。
仕事の関係によりそんなに詳しく観ていませんが、泣かされる場面はいくつかありました。

北海道富良野市は福島県南会津郡舘岩村と比べると、東京からの距離は圧倒的に遠隔地です。
しかし同村高杖原において生活すると、両者はほとんど差がないと想います。
雪深い地にいると人は無口になります。

昭和60年から平成のはじめ。
当院の開業、野岩鉄道開通、そして高杖原のペンション街開店はこの時期に集中しています。
その一軒のオーナーが大阪出身、地元の小学校、中学校に男の子を通学させ、
函館の高校に進学させ、九州の国立の新設医大に入学し、
医師となり九州大学病院に勤務したという話を相当以前に聞きました。
何科だったか聞きましたが忘れました。
おそらくその父親は私と同年輩と思われます。
従ってその様子は見当がつきます。
千葉県野田市岩名という東京近郊の地においてすら、大学受験には不利です。
それが高杖原となれば北海道と同じではないかと思います。

富良野の撮影地に、札幌の《南 邦弘先生》が『産婦人科開成会』開催後、連れていってくれました。
初夏のいい季節でした。
不動産屋さんの広告が多く目につきました。
首都圏からの人の移住希望が多いのだと推察できました。

私の子供たちは都心の医学部専門の予備校に入り、その近くに生活していました。
入学してくれたとき、近くの寿司屋に行ったところ、子供はすべての種類の握りを食べていました。
私は固形物は喉に通らず、ビールばかり飲んでいました。
大ビン5本くらい飲んだ記憶があります。

令和3年4月5日(月)
午前にて診療を了え、午後休診としました。
13:33 《リバティけごん》春日部発、14:40 下今市着。
15:14 下今市発、16:39 会津高原尾瀬口着。
17:05 同バス発、30分ほどして八総着。
《ペンションロマネスク》の息子さんが迎えに来てくれていて、午後5:30 過ぎには到着しました。

天気は晴れ、宿のまわりに残雪が少々ある程度でした。
缶ビール1本、ウィスキーオンザロック2杯。
天然岩魚の燻製、野菜・チーズ・ポテトサラダの盛合わせ、
オニオンスープ、ビーフシチュー、それにごはん、アイスクリームと紅茶。
お米は会津下郷産の玄米。その都度精米をしています。
『この頃温暖化によるのでしょうか、味が落ちました。』と話してくれました。
午後9:00には眠っていました。

令和3年4月6日(火)
午前6:00には目をさましました。晴。

午前7:00前から1時間ほど近くを散策。
会津駒ヶ岳のなだらかな山容、稜線の向こうに燧岳の2つの峰がわずかに見えます。
もちろん白一色。
陽ざしは強さを感じますが風はやや冷たい。
ホテルに行くと休館の表示がしてありました。
《白樺の湯》も入れません。
道を下っていくと白樺林。
見上げると幹の白さと空の青さがよく映えていました。
鶯が鳴いていました。
道を右に曲がり平地を行きました。
一軒のログハウスが見え、車が止まっていて、煙突から煙が出ていました。

午前8:00朝食。
グラノーラにミルク、パン、野菜、果物とオムレツの皿とコーヒー。
いつもの午前10:00代のバスはなくなり、12:00代ということでした。
『午前11:00に会津田島まで買い物に行くので一緒に行きましょう。』と言われました。

少し時間があり、先程のログハウスに行きました。
チャイムを鳴らすと主人が出てきました。私と同じ年齢。
『1月、2月は雪が多かったけれども3月は少なかった。子供たちは近寄ってこない。』と話していました。
玄関先の立ち話し。これで満足です。
《ローマ法皇が決まったら煙突から煙が出る》というニュースを想い出していました。

午前11:30 そば《おり田》の前にて降ろしてもらいました。
あらかじめ連絡しておいたので店が開いていました。
おみやげにいつものせんべいと《軽井沢ラスク》を渡しました。
ロマネスクにも同じ物を置いてきました。
いつもの中ビン2本、岩魚の南蛮漬け、天ぷら、せいろ大。これで十分です。
客が3組来ました。1人、2人、それに4人組でした。

13:22 《リバティ会津》会津高原尾瀬口発、特急に乗ると眠りました。
目をさますと鬼怒川温泉駅、桜が満開でした。
高原駅ではわずかに白い梅の花が咲いているばかりでした。

軽井沢ー大宮間の新幹線においては物を考えるには時間がたりません。
それに比べるとこの区間は丁度いい時間です。
春日部に近づくにつれ車窓の緑は濃くなり、もはや夏色です。
ある曲が思い浮かんできました。
何の曲かと考えているとアルゼンチンタンゴ《アディオス・ムチャーチョス》でした。
15:45 春日部着。
午後4時過ぎに帰院できました。

このドラマの1つのテーマは『教育』ではないかと考えます。
医師になるには医学校に入学しなければなりません。
これを小さい時から受験本位に過ごさせていいのかと考えてしまいます。
だからといって『北の国から』の生活からその道に行かせるということは、常識的には不可能だと考えます。
それをこの親子は実現させたのです。立派なものです。
きっと自然から学んだことは医師として大いに役立つと思います。
優れた臨床医になっていることでしょう。

軽井沢には最近《中学校までの幼児教育の学校》が出来ました。
すでにある《インターナショナルスクール ISAK》とともに注目されています。
それに引き換え、このような高杖原における教育も存在しているのです。

余計な事かも知れませんが、田中さんは当市に近い柏市の《麗澤大学》の卒業。
兄さんが教授をしていたと聞いています。どこか親しさを感じます。
日本経済新聞の一面広告にこの大学が載りその歴史、沿革を知りました。

 

【参考サイト】
倉本 聰さん

ドラマ《北の国から》

田中 邦衛さん

南 邦弘先生(札幌東豊病院 産婦人科医)

東武リバティ けごん

ペンションロマネスク

白樺の湯(高杖温泉)

ローマ法皇が決まったら煙突から煙が出る(コンクラーベの煙)

そば《おり田》

軽井沢ラスク

リバティ会津

アルゼンチンタンゴ《アディオス・ムチャーチョス》

《中学校までの幼児教育の学校》(軽井沢風越学園)

インターナショナルスクール ISAK

麗澤大学

 

令和3年4月30日(金)記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂

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