令和3年3月、今回にて当番医終了、そして軽井沢
~今回にて当番医終了~
■令和3年3月7日(日)と3月21日(日)当番医に当たりました。
37年前、開院時から日曜午前診療してきましたので当番は気になりません。
月はじめに「受診者が少ないので産婦人科と外科の当番医はなくします。内科は続けます。宜しいでしょうか。」と医師会から電話がありました。
『よろしいでしょうかとは何なのだろう。すでに決定しているのに。』と思いました。
どうしてこのようになるのか考えてみました。
スマートフォンの普及が大きいと思います。
それに新型コロナウィルス感染も手伝い、人の考え方が大きく変化しているのだと思います。
それから解放されたのです。
しかし祝日、お盆、年末年始の当番は大変苦痛に感じたことは事実です。
日曜当番の受診者に子宮筋腫の人がいました。
年齢、出産回数、症状さらに大きさと《膣式子宮全摘術》に適していて手術した1例が記憶にあります。
もう30年ほど前のことです。その他はありません。
当番ではない日でしたが、平日午後11:00に電話がありました。
「外国人、下腹部痛、診てもらえますか。」と、受けました。
二人の女性ともに同じ国の人と思われる外国人。
言葉もはっきりしません。本人はう~う~言うばかり。
当直の看護学生に血圧を測らせたところ「測定できません。」と言われ、直ちに診察台に乗せ、ダグラス窩穿刺したところ血性内容液多量採取でき、子宮外妊娠による腹腔内出血と診断。
当院前に停車した救急車が受け入れ先をみつけてくれました。
あるいは1時間くらい経過したでしょうか、大宮の病院が収容してくれるといい向かいました。
到着してしばらくすると相手の男だと思われる人が来ました。
眼鏡をかけた30代と思われる日本人、関西弁でした。
保険証もなく自費として数万円受けとりました。
暗い国道をもどりました。帰院すると夜が明けていました。
現金が手に入ったからいいものの、あるいは無報酬に終っていても不思議ありません。
そして時給いくらになるのだろうと考えました。
集客という語が頭から離れません。
事故を起こさないことが一番です。
インターネットが始まったばかりの頃でした。
国道16号野田市内に広告看板を出すことにしました。
設置してすぐに電話がありました。「先生、まだやる気がありますねー」と。
開院時に世話になった広告屋さんでした。前回、腹式帝王切開術の児を普通に出産させてあげました。
それがよほどありがたいという気持を持っていてくれているのでしょう。親しみのある口調でした。
ダイハツの車に乗り、茨城県結城市まで往復しました。
関宿町を通り利根川を渡り猿島台地を行きました。
9月だったか。茶畑もありますが畑が続きます。白菜あるいはレタス畑でしょう。のどかな所です。
「新車なのにこのクラスの車はダメです。」と言っていたことを思い出します。
当番、救急ということは時間外受診ということになります。
先輩から「時間外に来院する人にはろくな者はいない。」という発言がありましたが、正にその通りです。
その当番から解放されたのです。
今月の土曜日、千葉県香取市および旭市から人工妊娠中絶術希望者が来院しました。
「当院のホームページが判りやすい。土日やってくれるというのが受診する動機だ。」と言っています。
ともに未産婦。前者は初期、今日入院してラミナリアを入れ、明日午前手術と話しました。
後者は他院にて妊娠11週と言われたと言い、超音波Bスコープにて見直すとほぼ13週、ドプラー法にて心音聴取。
内容除去術では大きくやりにくい。15週くらいになり分娩誘発法により行った方が良いと説明しました。
予算もない、国民保険の滞納はないと言います。
市役所に行って、受け取り代理制度の申請に行きなさい。
現金100,000円持ってきてくれればいたします。入院3日かかります。
すべて終了し、市から404,000円入金がありましたら、およそ50,000円返金します。
さらに付き添いの人の料金はもらっていません。
幻冬舎の《自著の電子書籍》、ネット動画《覚悟の瞬間》《私の道しるべ》さらに、
《宮藤官九郎さんとのTBSラジオの会話》が役に立ったのでしょうか。
~軽井沢~
■令和3年3月29日(月)午後休診とし軽井沢へ向かう。
14:29 あさま大宮発、15:21 軽井沢着。
家族が駅まで迎えに来てくれました。
午後4:00には山荘に着きました。
ソファに座り休みました。天気のいい暖かい日でした。
まきストーブに火が入りました。
孫たちはスマホ動画に夢中です。
ビールと塩尻のワイナリーの白ワインをいただきました。
■令和3年3月30日(火)
『おはよう』と一番下の孫から声をかけられました。
よく通る澄んだ声です。
なぜか嬉しい気持にさせられました。
朝食はジャム付きトースト、ソーセージそれにコーヒー。
食後、《ハルニレテラス》まで散歩に出かけました。
平日の午前10:00 過ぎ、今日も暖かな早春の陽がさした径を下りました。
多くの小さな黄色の花が枝に付いています。《まんさくの花》でしょうか。
《丸山珈琲》のテラス席に座りコーヒーをいただきました。
人が通るとひどく床が揺れます。
基礎工事をしていないのでしょうか、けっこう気になります。
会計時に係の人に「平日なのに人が多いですねぇ。」と言うと、『春休みですから』と言われ、なるほどと思いました。
帰りの車を中軽井沢にて降ろしてもらいました。
《アンドスペシャル》《ギャラリ-桂》《モン・ルー》に寄り、さらに顔見知りの中軽井沢駅長と話しました。
最新情報が入りました。
15:56 あさま軽井沢発、16:47 大宮着。
午後6:00には帰院できました。
【参考サイト】
■膣式子宮全摘術《辻 啓先生》
■ハルニレテラス
■丸山珈琲
■アンドスペシャル
■ギャラリー桂
■モン・ルー
■《自著の電子書籍》登り道 鳥甲山から産婦人科医へ
■覚悟の瞬間《太田八千穂》
■私の道しるべ《太田八千穂》
■宮藤官九郎さんとのTBSラジオの会話《太田八千穂》
Innovative Lounge(TBSラジオ)
■まんさくの花
令和3年3月31日(水)記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂

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