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令和元年5月、手術なし~10連休後半、会津高原高杖原へ、さらにもう一度南会津へ~

~10連休後半、会津高原高杖原へ~
令和元年5月6日(月・振替休日)
軽井沢の山荘には人がいない。ひとりで過ごすのも気が向かない。

①《きこりの店》が新装移転したのを見たい
②しばらく行っていない《ペンションロマネスク》に泊まりたい
③《おり田》の蕎麦を食べたい
この3つを考え、会津高原高杖原に行くことにしました。

9:33 特急リバティ春日部発、11:59 会津高原尾瀬口着。
下車したのは私の他1人。憩いの家は10連休最終日の昼下がりだと言うのに人がいない。
余りにも寂しい。

12:40 バス発。20分程して精舎、《きこりの店》前にて下車。
店は広い敷地にあります。板張りの店内にはジャズが流れています。
以前の店に比べ明るく心楽しい気持ちにさせてくれます。

《ロマネスク》に連絡。ご主人自ら車を運転し来てくれました。
辺りを散歩。《白樺の湯》につかる。

令和元年5月7日(火)
10:04 八総発のバスに乗り高原駅へ。
《おり田》は午前11:00開店。駅からしばらく国道沿いに歩く。
まわりを見ると山は春、早春。
五色ほどの緑、黒に近いものから若葉の緑まで。しばらく見とれていました。
そして感じました。軽井沢の山とは違う。植物の植生が異なるためでしょうか。
『山が笑う』という表現を聞いたことがあります。
俳句の季語のようですが、まさにこの風景がこれにあてはまるのではないかと考えました、

店は奥さんひとり。10連休はスマホの普及によるのか忙しく、高齢の夫は疲れてまだ寝ているという。
話しているうちに店主が出てきました。
天ぷらをお願いすると、コシアブラ、タラノメ、コゴミの山菜づくしが出てきました。
嬉しい。中びんビールとともに食す。
そしてせいろ。『そばが甘い』ということを聴きますが、これがそれだと思いました。
初めてその味を知りました。さらにビールもう1本追加。

ご主人が私より少し年長の昭和16年生まれという夫婦が来店。
話しているうちに会津下郷から入った天栄村に200坪温泉付きの《レジーナの森》の物件を購入したものの、
東日本大震災による福島原子力発電所の事故の影響により、経営が《エンゼル》に移り、
それを手放し、新たに針生に別荘を求めたと話していました。

13:23 特急リバティ会津高原尾瀬口発、15:41 春日部着。

~さらにもう一度南会津へ~
令和元年5月27日(月)
午後休診とし、午前外来終了後、会津田島へ。
15:03 特急リバティ春日部発は時間が合わない。
思い切って13:46 春日部発 急行南栗橋行に乗り、南栗橋、新栃木のりかえ、17:02 会津田島着。
駅、手前に『アスパラガスの里、会津田島』の看板あり。
新しく出来た《ダイワリンクホテル》にチェックイン。
ヨークベニマルをのぞく。漬物売り場が移り、かつ小さくなっている。

午後6:00 イタリア料理店《せもりな》へ。
アスパラガス4種~緑、白、さくら色、紫~ゆがいたものが出てきました。
ギネス缶ビールにデカンタ赤ワイン。
自家製のソーセージ、それに生の肉を工場においてすぐソーセージにし冷凍したものが出てきました。
評判がいいそうです。
最後に田島にて養殖している虹鱒の入ったスパゲッティ、普通のものより細い麺。
おなかいっぱい。
さくら色のアスパラガスは田島特産ということでした。
午前8:00 に市場に行けば手に入ると教えてもらいました。

令和元年5月28日(火)
午前8:00 ホテルから徒歩10分程にある市場へ。
アスパラガスは細いものから太いものまで種類多く並んでいて、地元の人と思われる人が5-6人品定めしていました。
4色のアスパラガスはまるで大きなクレヨンのようです。
ほうれん草等の野菜と生産者の名の入った餅とともに買いました。

《おり田》は高原駅からやや距離があります。
国道に面しているので店の前にて降ろしてもらおうと10:35 会津田島発のバスに乗車。
ところが旧村内に入ってしまい、出たところで下車。
前回と同じ山菜天ぷらとせいろ、中びんビール。
話しているうちに持参したグリーンアスパラガスを天ぷらにしてくれるといい、
さらに餅を皆んな食べようということになりました。もう1本ビールを追加。

駅までの山は前回に比べ季節が進み、あの五色の色彩はなくなり平凡な緑色になっていました。
前回と同じ13:22 高原駅発、特急リバティに乗り帰路につきました。
4色のアスパラガスをお土産として職員に配ったところ、ひどく評判が良いことが判りました。

この院長ブログを書くにあたり、平成30年11月のものを見ました
世話になっている人がリンクしてくれた Carlos Di Sarli (カルロス・ディサルリ)の《 El ciruja 》を聞く。
若い頃、セブンシーズ社のレコードにこの曲があり、何回も何回も聞きました。
そのときこれ以上の哀しさはないと感じました。
『思うようにならない、上手く行かない、つまらない』という感想が哀しいという感情に繋がるのでしょうか。
聴いているうちに『優しさ、希望』といった感情につつまれていくことが感じられました。
この曲をタンゴの神様《Carlos Gardel》、巻き舌の女性歌手《Tita Merello》が唄っています。
このことからタンゴの黎明期の曲であることが判ります。
《Cara Sucia 汚い顔》《El Pollo Ricardo ひよっ子のリカルド君》
《Don Juan》 かん高い華やかなピアノの音色がバンドネオンの響きに呼応し、楽しい気持ちにさせてくれます。
《El Once》 野太い、勁いピアノの低音がいきなり聞こえてきて目を醒まします。
居心地のいい気分に変化をもたらしてくれます。
『このままでいいのか、何か手を打たなければいけないのではないか』と問われている気になります。
同じ主題が6回繰り返されます。
《Bar Exposición》《Rodríguez Peña 》調子のいい曲を聴いているうちに、
その終わりには思わず大声を出して『ロドリゲスペニア!』と叫んでいる自分を見つけるのです。

《 Di Sarli 》の演奏は私を元気づけてくれます。
即ち【応援歌】なのです。

 

【参考サイト】
きこりの店(南会津)

ペンションロマネスク(南会津)

蕎麦屋 おり田(南会津)

白樺の湯(南会津)

エンゼルフォレスト(レジーナの森)

ダイワリンクホテル会津田島

せもりな無何有の郷(イタリアン南会津)

Carlos Di Sarli 《 El ciruja 》

Carlos Gardel《 El ciruja 》

Tita Merello《 El ciruja 》

Carlos Di Sarli 《Cara Sucia 汚い顔》

Carlos Di Sarli《El Pollo Ricardo ひよっ子のリカルド君》

Carlos Di Sarli《Don Juan》

Carlos Di Sarli《El Once》

Carlos Di Sarli《Bar Exposición》

Carlos Di Sarli《Rodríguez Peña》

Carlos Di Sarli (カルロス・ディサルリ)音楽
 

 

令和元年5月31日(金)記
川間太田産婦人科医院
院長 太田 八千穂

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